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「映画編」金城一紀 [書評]

中学生だったころ、ジャッキーチェンは紛れもなく僕らのヒーローだった。
僕らはみんな、人差し指と親指でおちょこを持つようにしてゆらゆらと揺らめき「酔拳」を繰り出した。
そんな頃の幸せな記憶をよみがえらせてくれる小説「映画編」。ス・バ・ラ・シ・イ!!
著者が私と同世代のようであり、「同世代にしかわからんだろうな」と思う部分もないではないけど(特に第1編)、それを差し引いても傑作であることに変わりはない。
是非読んでみてください。


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