「毎日かあさん」西原理恵子 [書評]
幼い頃、近所の用水路でヤゴを何十匹と取ってきて水槽で育て、夏にトンボになって飛んでいくのを毎日、毎日見ていたことがある。
道路に這いつくばって用水路の低い橋の下を覗いて大きなウシガエルを探し、水から目だけ出しているところを網でひっかけて橋の外に引きずりだしたときは本当にうれしくて今でもそのときの情景を鮮明に覚えている。
その用水路の向こう側に初めてジャンプ出来たとき、人生に勝利したと思った。
タンツボ(肥だめ)に潜むと噂される大蛇を見ようとした友人が、そのタンツボに落ちたとき、大蛇に食われてしまうのではないかと心底恐怖した。
大人から見ればアホなことでも、子供にとっては本当に大事なことだ。
そんなことを思い出させてくれる西原理恵子さんの「毎日かあさん」。
未読の人は是非読むべし。
2006-07-06 21:03
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