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「カタルーニャ厨房 カサマイヤ」 [グルメ]

電車の窓から見える線路沿いの桜並木に見とれていて玉川学園前で降りるのを忘れるところだった。
なだらかな坂の上から眺めるその街には春の夕暮れが迫ろうとしていた。
坂を下り、少し路地に入ったところにその店はある。
扉を開けると印象的なタイル貼りのカウンターと女性シェフの笑顔が出迎えてくれた。
シェフとは30年ぶりの再会だったが、力みのない立ち姿が素敵な女性になっていた。
出される料理はシンプルにみえて繊細。特に肉料理の塩加減は素晴らしい。
スペインのカタルーニャで修行したというシェフのスイーツは甘さを控えているが、それゆえにいくらでも食べられそうな逸品。
たのしく、おいしい時間をすごさせてもらった。
すっかり日が暮れてから店を出て、大通りとは反対側を見ると暗がりのなかに急坂とこんもりとした木々、大きな家の影が見えた。それはあたかも宮崎アニメに出てくる異界への入り口のようであり、店は大通りの明かりと坂の上の暗がりとのちょうど真ん中にあって世界と異界とを隔てる境界のようでもある。
その店の名は「カタルーニャ厨房 カサマイヤ」。
また、いずれ再訪したいと思う。

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コメント 1

164go

岩谷先生ごぶさたしてます!
やっと見つけることができました。
ご活躍のようで
我がことのように嬉しく思います。

また若かったころのように
お話しできる日が来るといいなあ。

sugiyama
by 164go (2011-05-27 20:59) 

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