「桐島、部活やめるってよ」浅井リョウ [書評]
著者は早稲田大学の現役大学生。
体育会系と文科系の間に確実に存在する断層とそれに対する屈折した思い。何ものにも打ち込めない鬱々とした毎日。好きな異性へのまなざし。
ここに書かれていることは、いつの時代の高校生も抱えている普遍的な出来事であり、私のようなオジサンの心にもちゃんと届く小説になっています。
もう少し余計な装飾を削った方がいいようにも思いますが、好みの問題かもしれません。
いずれにしろ、買って損のない本です。
高校時代を思い出したい人は是非。
2010-05-30 07:17
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